シャチハタは朱肉要らずの認印・訂正印・住所印、使い道いろいろ

シャチハタはハンコの一種です。朱肉いらずのハンコとして1965年、現在のシャチハタ株式会社が発表しました。シャチハタは、本来は企業名なのですが、現在では朱肉要らずで押印可能なハンコすべてを表す言葉として、世間一般に認知されています。

シャチハタと印鑑

社会人になると、ビジネスにおいても私生活においても、印鑑を押す場面が、否が応でも増えてきます。社会人になりたての頃、会社にはこんなにたくさんのハンコがあるのかと驚いたものですが、その中にはやはりシャチハタが混じっていました。

ハンコとは?印鑑とは?

シャチハタという本題に入る前に、「ハンコ」と「印鑑」について触れておかなければなりません。実は「ハンコ」と「印鑑」は違うものなのです。ご存じでしたか?

ハンコ

ハンコは当事者の証明として使用するもので、組織や個人がその当事者に当たります。押印面は多くの場合、丸型や角形です。ハンコは当事者証明だと覚えておきましょう。

印鑑

印鑑は、印影とも呼ばれ、押印したときに書類に残る文字やデザインのことです。印鑑はハンコではなく、印影のことだと覚えておきましょう。

シャチハタ(インキ浸透印)

もっとも一般的なシャチハタは、認印でよく使われているタイプでしょう。「インキ浸透印」と呼ばれるもので、印面がゴム製です。このゴム、スポンジのような仕組みになっていて、押印と同時に、中に仕込まれているインクが染み出してくるという仕組みになっています。そのため、朱肉がなくても押印できるのです。 一般的なハンコ(三文判)も認印に使用しますが、三文判の場合は、当然ながら押印時に朱肉を必要とします。

シャチハタの種類

これぞシャチハタというシャチハタは、「ネーム印」として知られている丸いタイプでしょう。自宅などで認印に使っている方も多いのではないでしょうか?実はその他にもシャチハタはあるのです。

ネーム印

もっとも一般的なシャチハタ。シャチハタといえばこのネーム印を思い浮かべる方が多いでしょう。スポンジのように加工された印面に、内部からインクを浸透させて押印するという画期的なシステムになっています。実はサイズも何サイズかあり、もっとも小さいサイズは「訂正印」に使われるものです。



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住所印

会社やお店の住所を押印する「住所印」もよく使われています。領収書や郵便に押印して使えるビジネスの必需品です。こちらもさまざまなサイズがあります。

データ印

データ印は、日付を押印する際に使用するシャチハタの一種です。製品の保証書などに大活躍します。

印面回転式スタンプ

印面回転式スタンプは、本来のシャチハタのシステムとは異なり、ハンコ内部で印面が回転し、押印する仕組みになっています。単一のハンコとして使われるタイプのほか、何種類かの印面を切り替えて使用するタイプもあります。名前とイラストを同時に入れられるタイプの印面回転式スタンプも人気です。 主なシャチハタを挙げてみましたが、丸形のシャチハタ、角形のシャチハタなど、まだまだ種類はあります。補充用インクの色も選べます。

シャチハタの使い方

本来は企業名にもかかわらず、朱肉のいらないハンコの代名詞として日本全国でおなじみになっているシャチハタ。ただ、その独特な方式で押印するため、使い方を選ぶことも確かです。シャチハタの主な使い方についてチェックしてみましょう。

認印

ご存じ「ネーム印」です。シャチハタの代表的な使い方でしょう。認印は「認めた」その証。何かを受け取ったときに確認のために使うものです。基本的にはサインでも済みますが、シャチハタなら押印も楽々です。朱肉の必要ないシャチハタなら、ポケットや引き出しから取り出してワンプッシュで押印完了です。

訂正印

納品書の金額訂正の際などに押印する、小型のネーム印です。オフィスで働いている人なら1本持っていると便利です。

シャチハタのメリット

シャチハタはご存じのように、日本の生活に深く浸透しています。そうでなければ「シャチハタ」の名前がここまで広がることはなかったでしょう。生活に浸透しているということは、何らかのメリットがあるということです。シャチハタの魅力を探ってみたいと思います。

リーズナブルな値段

シャチハタは安さが魅力です。100円ショップの三文判というライバルはあるものの、どこでも売っているので認印として1本は持っておきたいハンコです。

朱肉がいらない

シャチハタは印鑑本体にインクを内蔵しているため、朱肉が必要ありません。ハンコと朱肉のケースを持ち歩く必要がなく、ポケットに1本放り込んでおけば、すぐに使うことができます。

インクカラーが選べる

シャチハタは実印や銀行印として使うことはできません。その代わり、認印や遊び心のある使い方ができます。最近のシャチハタにはインクカラーが豊富にそろっている製品が多くあります。

今、注目のシャチハタ

● ジョインティ
ジョインティは、連続で押印することが可能なキャップレスタイプ、回転式のシャチハタです。浸透式ではなく回転式なので、ゴム印さえセットすれば、手軽にスタンプすることができます。 認印型のジョインティ・ジェイナインは、フォントとイラストパターンを選択するだけのかわいいシャチハタです。 全7色(ピアノブラック、スカイブルー、ローズピンク、ライムグリーン、ハニーオレンジ、ピュアホワイト、レモンイエロー)のボディカラーがカラフルでポップ。衝動買いしてしまいそうなかわいさです。押印時にガイド役を務めるフレームが装着されているため、ズレることなく押印。ワンタッチでロックできるよう、ユーザーにやさしい作りになっています。 また、ジェイナインは再生材を使用しているため、地球にやさしく作られています。リサイクルを進めるために制定された法律「グリーン購入法」に適合した製品でもあります。 名前(3文字まで)とフォント、動物などの可愛いデザインを組み合わせて作るシャチハタは、子供の学校のお供に、また年賀状作りのお供に最適です。
● イラスト入り住所印
ビジネスで、郵便物などに住所を繰り返しスタンプする必要がある方にぴったりなのが、イラスト入りの住所印です。回転式のシャチハタには、住所の他、会社名や名前、電話番号、メールアドレスやホームページアドレスといったビジネスの情報を含めることができます。シンプルな構造でインクパッドの交換も楽々。フォントやデザインも選択可能。オフィスにひとつ、必ず用意しておきたい住所印です。

使い勝手は抜群、認印や訂正印、住所印ならシャチハタ

シャチハタはインク内蔵型で、朱肉を使わなくても押印可能なハンコです。本来はインク浸透印と呼ばれるもので、そのインク浸透印を開発した会社の名前が、一般的呼称として定着しました。最近は100円ショップなどでもハンコは売られていますが、こちらは古き良き「三文判」と呼ばれるもので、朱肉を必要とします。 シャチハタはご存じのように銀行印や実印として使うことはできません。これは印面がゴムでできていること、そして朱肉ではなくインクを使用していることから、複製等のリスクが考慮されているからです。 ただ、気軽に使えるシャチハタは、自宅では認印として、また、会社でも訂正印や住所印として幅広く利用されています。最近は年賀状のデザインをシャチハタで作る人も増えているようです。プリントとは異なり手作り感が出せるシャチハタは、アイデア次第でもっとおもしろい使い方ができるでしょう。




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